読書レビュー『蛇にピアス』
今朝起きてすぐ読んだんだけど、朝読む雰囲気の本では無かった。(´-∀-`)
謎の疾走感があってあっという間に読み終えてしまった。起・承・転・結、サササササーッ、ズザザザザァッーって感じ(語彙力)
愛の歪さよ…。
✄-------------以下、ネタバレ有-------------‐✄
登場人物はルイ、アマ、シバ。
主人公の少女ルイが、付き合っているアマの殺人罪を知って必死に隠そうとするところ、愛って感じで突き刺さった。歪んでいるんだけれど、悪い正しいの一言で片付けられないの、とても「愛」って感じ。
結局アマは最後死んでしまう。その死に方が凄惨で「ええ…」と思うんだけど、最後衝撃のラスト。けれどどこか腑に?落ちる。「ああ…そこ、ね 」と思う。
ルイが関係を持っていたもう1人の男シバはアマとも仲が良くて、サディストで、男と女どちらもいける。シバは恐らくアマを殺した。アマが死んで食べ物にも手をつけないほど憔悴していたルイは、それを知って再び生きられるようになる。ここら辺、歪んでいる…。歪んでいるよう!
人間の暗くて鮮やかで歪で一生懸命で痛いところが、グサグサっと心にくる。ある意味描かれすぎている作品だった。これを読み終わった私には太陽の光が眩しすぎた…。